こんにちは。カーブス日永カヨー店 店長の川村です。
世の中にはたくさんの「健康」に関するものが溢れていますね。健康食品や健康グッズをはじめ、カーブスも“健康”体操教室ですし、このブログも“健康”ブログです。
ではそもそも、「健康」とは一体何なのでしょうか?
健康とは何だろう?
厚生労働省が公表した「健康意識に関する調査(平成26年)」によると、健康状態について判断する際に重視する事項は、「病気がないこと」が 63.8%で最多という結果でした。
私も「健康とは?」と聞かれれば、「大きなけがや病気がない状態かな?」と答えます。そして、今は大きなけがも病気もないので、とても健康だと思っていました。
ところが…ほんの数カ月前、自分自身に完治が難しい慢性的な病気があることが発覚したのです。
病気が見つかったときは、今まで健康だと思っていた自分が一気に不健康になったように感じ、治らないということは一生不健康なままなのかと落ち込みました。
とはいえ、私の病気は見た目に現れる症状がほとんどなく、自覚症状もありませんでした。強いて言えば、疲れているかな…体力が落ちているかな…と思うくらいで、運よく健康診断で発見できたというものでした。
つまり、たまたまその日に病名がついたというだけで肉体的に大きな変化はなかったのです。
ところが、病名がついたことで健康が失われたように感じ、「健康って、こんなに簡単になくなってしまうものなのか」ということばかり考えていました。
これはまさに、「健康とは病気がない状態である」という考えが私の中にあったからでした。
では、健康の定義は?
WHO(世界保健機関)は、健康の定義について「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と述べています。「満たされた状態」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、「バランスがとれた状態」と考えてもいいかもしれません。
実はここにもうひとつ、「スピリチュアル」という言葉を入れようという提案がありました。この言葉をどう訳しどう捉えるのかは難しいところで、今の定義での採択は見送りとなっていますが、医療現場では「スピリチュアルケア」という研究や実践が進んできています。
京都ノートルダム女子大学村田久行先生によれば、スピリチュアルな痛みを「スピリチュアル・ペイン」と呼び、生きる上で「無目的、無意味、無価値など、自分の存在や意義が消滅したことで感じる苦痛」と定義しています。つまり「生きがいをなくした状態」ともいえるでしょう。
単に痛みや病気を取り除く治療だけではなく、「生きがい」についてのケアが、医療現場でも重要視されはじめているのです。
健康のその先
「健康とは何ですか?」という問いには、定義はあっても正解はありません。ひとりひとりが思い描くものだからこそ、健康への道のりには様々な手段がありますし、筋トレもその手段のひとつです。
特に女性に多いお悩みの改善、予防には、筋肉が必要不可欠です。だから、「筋トレが大切!」というのは、私たちカーブスがずっと伝え続けてきたことです。
そして、カーブスには、筋トレとともにもう一つ大切にしていることがあります。それは、「思い描く夢、筋トレをする目的」です。先ほどの「生きがい」とも通じています。
筋トレをすることで、どうなりたいのか。どうありたいのか。健康を手に入れることがゴールではなく、その先に目指す姿を大切にするからこそ、筋トレを始め、続けることに意味が生まれます。
夢や目的を持って筋トレを始めると、習慣化されやすくなり、体が変わってきます。体が変われば心が変わり、心が変われば生活も変わり、新しい社会とのつながりも生まれやすくなります。そして自分の価値や意義が増え、また新しい夢や目的、生きがいが生まれてくる。
そこに病気の有無や年齢は関係ありません。私たちが筋トレを伝え続けるのは、そうやって人生が豊かになる人を増やし、それが当たり前の社会を創りたいからなのです。
あなたが思う「健康」とは、何ですか?
私は、自分が病気になって初めて「自分にとっての健康って何だろう」と本気で考え、「夢や目的を持ち、前向きに行動している状態だな」と思うようになりました。もちろんこれが正解ではありませんし、いずれまた変わる時が来るかもしれません。あなたも、健康について、ぜひ考えてみてください。
いずれそれは夢や生きがいを考えることにつながり、人生を豊かにする第一歩になるはずです。
そしてその応援団として、カーブスという場所があることも覚えておいてくださいね!