こんにちは。
連日30度超えの夏本番、熱中症予防が欠かせない季節になりました。
熱中症対策はさまざまですが、中でも重要なのが水分補給です。
カーブスでも日々「水分補給の大切さ」をお伝えしてはいますが、ここではおさらいも兼ねて、
水分が体に与える影響と、
それが熱中症予防にどのように関係しているのか
を科学的な視点から解説していきます。
なぜ水分が重要なのか
私たちの体の約60%は水分で構成されています。
この水分は、血液の流れをスムーズにしたり、栄養素や酸素を全身に運んだり、
体温を調節したりするなど、さまざまな役割を果たしています。
暑い季節には、汗をかくことで体温を下げる重要な働きをしています。
しかし、暑い中で汗を大量にかくと、体内の水分が減少し、血液が濃くなります。
すると、心臓は濃度を調整するためにより一層働かなければならず、
その結果、疲労や体調不良を感じることになります。
さらに悪化すると、
熱中症といった深刻な健康問題を引き起こす場合があります。
そこで、水分補給が重要になるのです。
適度な水分補給により、体内の水分バランスを保つことが可能になります。
塩分補給も忘れずに
汗と一緒に失われるのは水分だけではありません。
塩分(電解質)も汗と一緒に排出されるので、補う必要があります。
夏の塩分補給と言えば、おすすめなのはやはり梅干しです。
梅干し以外にも、
最近は熱中症対策の塩分タブレットなども数多く販売されていますので、
自分に合ったものを上手に選んでください。
筋肉量が増えると、体内に貯蔵できる水分が増える
水分補給ももちろんですが、それにプラスして、ぜひやっていただきたいことがあります。
それはズバリ、筋肉量を増やすことです。
筋肉組織はたんぱく質で作られており、私たちが運動する際のエネルギー源として利用されます。
しかし筋肉は、私たちの体を動かすだけでなく、エネルギーの貯蔵場所としても機能しているのです。
先ほど、「私たちの体の約60%は水分で構成されている」とお伝えしました。
体内の水分の殆どは細胞内に存在しています。
これは筋肉細胞も例外ではありません。
筋肉細胞は水分を大量に含んでいます。
実際、筋肉の約70-75%は水分です。
筋肉が増えるということは、それだけ多くの筋肉細胞が生まれることを意味します。
つまり、筋肉量が増えると、それだけ体内で水分を貯蔵できる「タンク」が増えるというわけです。
さらに、筋肉はポンプの役割も担っているため、
筋肉量が多ければ、それだけ体内に水分を循環させる力も強いということなのです。
熱中症予防のためにも筋トレをしましょう
もう皆さんも何をするべきか分かりましたね!
そうです、筋トレです!
筋トレをして筋肉量を増やし、
水分貯蔵タンクを大きくして熱中症のリスクを下げていきましょう。
もちろん筋トレだけでは十分ではありません。
運動後の疲労回復、筋肉の維持や筋肉が体内の水分を保持し続けるためには、
適切な水分補給と栄養摂取が重要です。
適切な栄養・水分補給と共に筋力トレーニングを行うことで、
体内の水分バランスを保つことが可能になります。
筋トレを続けていくと汗も変わり、熱中症予防になる
筋トレは、筋肉量を増やすトレーニングそのものとしても大切ですが、
体を動かして汗をかくというのもまた大切です。
人間は汗をかくことで体内の熱を外に逃し、体温調整を行います。
運動を定期的にすることで、体の熱調節システムが効率的に機能して、
よりたくさんの汗をかけるようになります。
つまり、運動習慣がある人は運動を始めてすぐに汗をかき始め、
体温を上昇させすぎることなく運動を続けることができるのです。
また、運動習慣のある人の汗は、塩分濃度が低くなります。
これは、体が水分と塩分をより効率的に保つように適応した結果です。
適度な運動は、体が汗をかくことで失う水分と塩分を補う能力を向上させ、
脱水や電解質のバランスの乱れを防ぎます。
つまり、これは逆に運動をしない人々が必要以上に汗をかくと、
脱水や電解質不足に陥りやすいということを意味します。
これが熱中症などのリスクを高める原因となります。
だからこそ、普段から適度な運動をすることはとても重要なのです。
特に筋肉量は、日々の健康生活に大きく影響を与えます。
筋トレ・運動習慣があなたを熱中症から守ります
筋肉は私たちの体内の重要な水分貯蔵場所であり、適切な水分と栄養摂取により、
その働きを最大限に発揮することができます。
筋肉をつけることで体内の水分貯蔵量を増やし、熱中症から自分を守りましょう。
カーブスでは、お一人お一人に合った無理のないトレーニングを
現場のコーチと一緒に行っていきます。
筋トレを続けて、熱中症に負けない強い体をつくり、
夏の生活やレジャーを思い切り楽しんでください!